セルに表示されている数字は、本当に「中に入っている値」とは限りません。
列を狭めると、Excelは無理やり丸めて表示します。でも中身は変わりません。
| A | |
| 1 | 0.9 |
=A1*10 の結果:9##### は「エラー」ではない数字が列に収まらないと、Excelは ##### と出します。値が消えたわけではありません。
| A | |
| 1 | ##### |
##### を見て「壊れた」と思わない。列を広げる(またはダブルクリックで自動調整)だけ。0.1 + 0.2 は 0.3 ではないコンピュータは一部の小数を正確に持てません。Excelは見た目をごまかして 0.3 と表示します。
| A | |
| 1 | =0.1+0.2 |
| 2 | 0.3 |
IF(A2=0.3, "同じ", "違う") が「違う」になることも。
ROUND() で丸めてから比べる。「=で一致するはず」が裏切られる。0123 が 123 になるExcelは「数値」とみなすと、頭のゼロを捨てます。学籍番号・電話番号・郵便番号の事故の定番です。
| A | |
| 1 | 0123 |
')。これは 26H + 7桁 の学籍番号にも関わります。1-3 や 2/5 が日付に化けるExcelは「日付っぽい」入力を勝手に日付へ変換します。止められません。
| A | |
| 1 | 1月3日 |
1-3 が、日付に変わりました。MARCH1 が日付化して論文データが壊れた有名事故があります
(科学者が遺伝子名を改名したほど)。「1-3」「2/5」「SEP2」等は要注意。文字列指定で防ぐ。1.23E+15 になり、しかも壊れる16桁を超える数字(クレジットカード番号など)は、表示が指数になるだけでなく、末尾が 0 に化けます。
| A | |
| 1 | 1234567890123456 |
6つの罠に共通するのは、「画面の表示」と「セルに入っている本当の値」がズレること。
これは Excel が下手なのではなく、データと見た目を1つに固めている道具の宿命です。
データを扱うとき、そして AI にデータを渡すときも——
「見えている数字=本当の値」とは限らないと疑える人が、間違えません。