ただし ―― この実験は「結果」のほうも疑われている
よく語られる筋書き
ふつうの学生が、役割を与えられただけで急速に暴力的になった
Le Texier (2019) が未公開資料を調べて指摘したこと
- 看守役に対して、実験者側から振る舞いの指示が出ていた
- 一部の参加者の反応は演技だった
- データの収集・報告が仮説に有利な方向に偏っていた
Le Texier, T. (2019) "Debunking the Stanford Prison Experiment," American Psychologist, 74(7), 823–839.
倫理の問題と、方法の問題の両方を抱えた事例
倫理の教材としては有効。ただし「役割が人を変えることの証明」として引用するのは不適切