2026年度後期 小野原 彩香
数値データを収集し、統計的手法を用いて 社会現象を分析・説明しようとする研究アプローチ。
特徴
典型的な手法:アンケート調査・実験・官庁統計の二次分析
理論・先行研究 ↓ 仮説を立てる ↓ データを収集する ↓ 仮説を検証する ↓ 理論を修正・精緻化する
「〇〇ではないか」という仮説を先に立て、 データでそれを確かめるスタイル
長所
短所
言語・行動・意味を素材として、 社会現象の文脈・解釈・プロセスを探求するアプローチ。
典型的な手法:インタビュー・参与観察・エスノグラフィ・テキスト分析
フィールドに入る ↓ データを収集する ↓ パターン・テーマを見出す ↓ 解釈・理論を生成する ↓ 概念化・理論化
データの積み上げから意味を導く 「何が起きているのか」を先入観なく探るスタイル
クリフォード・ギアーツ(Clifford Geertz, 1926–2006) 文化人類学者/著作:The Interpretation of Cultures(1973)
質的研究が目指すのは、こうした意味の層を掘り起こすこと
量的研究と質的研究を意図的に組み合わせるアプローチ
なぜ混合するのか?
主なデザイン
量的研究が向いている問い(例)
質的研究が向いている問い(例)
同じテーマでも、アプローチが違うと何が違うか?
問い:
あなたが関心を持っている社会テーマ(例:SNSと人間関係、格差問題、移住・UIターン 等)について、 量的研究・質的研究のそれぞれではどのような研究ができそうか? どちらのアプローチがより適していると思うか?その理由は?
グループで共有してみましょう(1人2〜3分)。
ヒント
提出先:LMS(〆切:次回授業前日 23:59)
課題内容:
あなたが関心を持っている社会問題・テーマを1つ取り上げ、以下の2点を論じてください。
分量の目安:300〜500字(3点書く場合は500字程度)
参考文献(本日) → 配布資料「第09回 参考文献リスト」を参照
次回(第10回)予告 「全数調査と標本調査」 → なぜ一部の人を調べるだけで全体のことがわかるのか? → 事前学習:国勢調査とは何か、どのような調査か調べておく
LMSのメッセージ機能または授業後に声をかけてください
次回: 第10回「全数調査と標本調査」