社会調査入門|北星学園大学 2026年度後期

第11回 アンケート調査の方法と調査例

社会調査入門

2026年度後期

小野原 彩香
社会調査入門|北星学園大学 2026年度後期

本日の学習目標

  1. アンケート調査(質問紙調査)の特徴と適用場面を理解する
  2. 実施方法の種類と、それぞれの長所・短所を比較できる
  3. 良い質問文と悪い質問文の違いを説明できる
  4. 尺度の種類とリッカート尺度の設計ができる
  5. 実際の調査票を読んで、その設計意図を考察できる
  6. 標本誤差と非標本誤差を区別し、「誤差 ±3%」が何を指しているかを説明できる
  7. 非標本誤差が調査のどの工程で入るかを、計画から公表まで順に挙げられる
小野原 彩香
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1. アンケート調査とは何か

**質問紙調査(アンケート調査)**とは、あらかじめ用意した質問項目を調査対象者に提示し、回答を収集することで情報を得る調査方法。

特徴

  • 標準化:全員に同じ質問を同じ順序で提示する
  • 大規模性:多数の対象者から同時にデータを収集できる
  • 定量化:回答を数値化して統計的に分析できる
  • 再現性:同じ調査を繰り返すことができる(追跡調査)
小野原 彩香
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アンケート調査が適している場面

適している場面 適していない場面
意見・態度の分布を知りたい 深層心理や複雑な動機を探りたい
多数の対象者から同時に収集 少数事例を深く理解したい
変数間の関連を統計的に検討 文脈依存的な意味を解釈したい
時系列での変化を追跡したい 観察や相互作用を記録したい

問い) 「大学生の読書時間と成績の関連を知りたい」場合、アンケート調査は有効か?

小野原 彩香
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2. 実施方法の種類(1)

郵送調査

  • 質問紙を郵送し、記入後に返送してもらう
  • 利点:広域に低コストで実施、匿名性が高い
  • 欠点:回収率が低い(20〜40%程度)、回答者の誤解を修正できない

留置調査

  • 調査員が質問紙を手渡し、後日回収する
  • 利点:回収率が比較的高い(50〜70%程度)
  • 欠点:調査員の訪問コスト、調査員効果のリスク
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2. 実施方法の種類(2)

面接調査

  • 調査員が口頭で質問し、回答を記録する
  • 利点:回収率が最も高い、複雑な質問に対応できる
  • 欠点:費用・時間がかかる、社会的望ましさバイアス

電話調査(RDD法など)

  • 電話で調査員が質問する
  • 利点:迅速に実施できる、広域対応
  • 欠点:固定電話離れ、長時間の調査が困難

Web調査

  • オンラインフォームで回答を収集する
  • 利点:低コスト、自動集計、画像・動画の挿入も可能
  • 欠点:サンプル偏り(インターネット利用者のみ)、無作為抽出が難しい
小野原 彩香
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調査方法の比較

方法 回収率 費用 バイアスのリスク 複雑な質問への対応
郵送 低 低 自己選択 中
留置 中〜高 中 調査員効果 中
面接 高 高 社会的望ましさ 高
電話 中 中 カバレッジ 低
Web 低〜中 非常に低 サンプル偏り 中
小野原 彩香
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3. 質問項目の設計:閉じた質問と開いた質問

閉じた質問(封鎖型)

  • 選択肢を提示し、その中から選ばせる
  • 例:「あなたは週に何日アルバイトをしますか? ①0日 ②1〜2日 ③3〜4日 ④5日以上」
  • 集計・比較が容易、回答の標準化が可能

開いた質問(自由回答型)

  • 自由に記述させる
  • 例:「アルバイトを通じてどのようなことを学びましたか?」
  • 深い情報を得られるが、集計・分類に手間がかかる

実践のポイント:大規模調査では閉じた質問が中心。開いた質問は補足的・探索的に使う。

小野原 彩香
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4. 尺度の種類

尺度 特徴 例 使える統計
名義尺度 カテゴリの区別のみ 性別、出身地、専攻 最頻値、クロス集計
順序尺度 順序に意味あり、間隔は不明 満足度ランキング、学年 中央値、順位相関
間隔尺度 等間隔だが0に意味なし 気温、年号 平均値、標準偏差
比率尺度 等間隔かつ絶対0がある 収入、年齢、時間 全統計量

重要:尺度の種類によって使える統計分析が異なる。データを収集する前に確認すること!

小野原 彩香
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5. リッカート尺度の作り方

リッカート尺度(Likert scale):態度・意見の強度を段階的に測定する

典型的な形式(5段階)

「大学での学習は将来の仕事に役立つと思う」

①まったくそう思わない ②そう思わない ③どちらでもない ④そう思う ⑤非常にそう思う

設計上の注意点

  • 奇数段階 vs 偶数段階:中間選択肢(「どちらでもない」)を置くかどうか
  • 段階数:4段階・5段階・7段階が一般的
  • ラベルの対称性:ポジティブ側とネガティブ側を対称に
  • 逆転項目:一部の項目を逆方向に表現して回答の一貫性を確認する
小野原 彩香
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6. 悪い質問の典型例

ダブルバーレル質問(double-barreled question)

  • 一つの質問に二つの内容が含まれる
  • 悪例:「この授業は内容が充実していて、教え方もわかりやすいと思いますか?」
  • 問題:内容と教え方への評価が分離できない

誘導質問(leading question)

  • 特定の回答を誘導してしまう
  • 悪例:「多くの専門家が推奨しているこの政策に、あなたは賛成しますか?」
  • 問題:「多くの専門家が推奨している」という情報が回答を偏らせる

否定の否定(double negatives)

  • 悪例:「核廃絶に反対しないとは言えないと思いますか?」
  • 問題:意味が複雑で、回答者が混乱する
小野原 彩香
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悪い質問の典型例(4):曖昧な用語

悪例:「大きな政府に賛成ですか?」

「大きな政府」が指すものが人によって違う

  • 福祉の充実と読む人
  • 増税と読む人
  • 規制の強化と読む人

全員が同じ質問に答えていることになっていない

集計すると一つの数字が出るので、答えが揃っているように見えてしまうのが厄介

専門用語に限らず「若者」「地域」「格差」「負担」などの日常語でも起きる
→ 使うなら定義を質問文の中に書く

小野原 彩香
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7. 質問文を書くときのKISS原則と注意点

KISS原則:Keep It Simple and Straightforward(シンプルに、明確に)

具体的なチェックリスト

  • [ ] 専門用語・略語を使っていないか(または説明を付けているか)
  • [ ] 一文に一つの内容のみか(ダブルバーレルでないか)
  • [ ] 特定の回答を誘導していないか(中立的な表現か)
  • [ ] 全員に当てはまる質問か(フィルター質問を適切に配置しているか)
  • [ ] 記憶に頼りすぎた質問ではないか(参照期間が明確か)
  • [ ] 社会的に望ましい方向へのバイアスはないか
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8. 質問の順序効果とアンカリング

順序効果(order effect)

  • 前の質問が後の質問の回答に影響を与える現象
  • 例:幸福感について聞いた後に恋愛満足度を聞くと、前者の影響が後者に出る

アンカリング(anchoring)

  • 最初に提示された数値・情報が判断の基準(アンカー)になる
  • 例:「年収800万円以上ですか?」と先に聞かれた人は、「年収200万円以上ですか?」と聞かれた人より収入を高く申告しやすい

対処法

  • 重要な質問は序盤に配置する
  • ランダマイズ(質問順序の無作為化)を行う
  • フィラー質問を挟んで前の質問の影響を薄める
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順序効果の具体例

同じ「原子力発電に賛成か」を聞いても、直前に何を聞いたかで答えが動く

直前に聞いたこと 回答者が置かれる枠
地球温暖化について 「CO₂を出さない電源」
平和運動・核兵器について 「核」

質問文は一字も変えていない。変えたのは順番だけ

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誤差はどこで入るのか

第10回の続き

小野原 彩香
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標本誤差と非標本誤差

何か 性質
標本誤差 母集団の一部しか見ていないことから生じるランダムなずれ 大きさを計算できる(p(1−p)/n\sqrt{p(1-p)/n})。標本を増やせば小さくなる
非標本誤差 それ以外のすべて 大きさが計算できない。標本を増やしても小さくならない
小野原 彩香
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「誤差 ±3.1%」に、非標本誤差は入っていない

支持率の報道にある「誤差 ±3.1%」は 標本誤差だけ

質問文が誘導的だったこと、答えなかった人の偏り、記入ミス、コーディングの揺れ
→ あの ±3.1% に一切含まれていない


しかも、標本を10倍にしても非標本誤差は減らない

むしろ調査員が増え、入力作業が増えるので、増える方向に働くことがある


第10回の Literary Digest(1936年)は236万人から回答を得て、それでも外した
→ 数が足りなかったのではなく、非標本誤差(選ばれ方の偏り)で外した

「n=10,000の大規模調査です」は、それだけでは品質の保証にならない

小野原 彩香
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非標本誤差の発生源 ―― 工程順に

ここまで扱った質問文の問題は、発生源のひとつにすぎない

工程 どこで誤差が入るか どこで扱うか
① 計画 調べるべき項目を落とす この後
② 対象の選び方 カバレッジ/選択バイアス/無回答 第10回
③ 調査票の作り方 質問文・選択肢・順序・構成 今日の前半
④ 実査 調査員による差、回答者の偽り この後
⑤ 記入・回収 記入ミス、読み取りミス この後
⑥ コーディング 自由回答を分類するときの揺れ この後
⑦ 集計・公表 調査機関の中立性、都合のよい切り出し 第5回・第8回
小野原 彩香
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① 計画の不備 ―― いちばん取り返しがつかない

集め終わってから「あの項目も聞いておけばよかった」と気づく
→ 後からどうにもならない

通学時間を聞いたが、通学手段を聞き忘れた。
「通学時間が長い学生は授業の満足度が低い」という結果が出たが、
徒歩20分と電車20分を区別できないので、何が効いているのか言えない


対策:「この結果が出たら何が言えるか」を先に書いてみる

書けなければ、聞くべき項目が足りていない

小野原 彩香
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④ 調査員による誤差・回答者による誤差

調査員

同じ質問文でも、読み上げ方・補足の言い方・表情が人によって違う
複数人で分担すると、担当した調査員ごとに結果が違うことがある(調査員効果)

回答者

  • 嘘を教える、見栄を張る
  • 答えの揺れ(同じ人が2週間後に別のことを答える)
  • 面倒になって全部③を選ぶ(ストレートライニング)
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⑤ 「おかしい」と見えたものを、勝手に直さない

調査票に書かれていたこと ありうる解釈
性別「男」/職業「主婦」 入力ミスか? それとも 男性の家事従業者 か?
氏名「佐藤 三雄」/性別「女性」 チェックのミスか? それとも 「みお」と読む女性 か?

「ミスだろう」と判断して直せば、本当のデータを壊す

「主婦は女性」「三雄は男性」という前提は、調査する側が持ち込んだもの

小野原 彩香
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⑤ 正しい手続き

  1. 直さずに記録を残す(元の回答を保存する)
  2. 確認できるなら確認する(再接触、原票の照合)
  3. 確認できないなら、どちらとも決めずに「不明」として扱い、その扱いを報告に書く

第2回「史料に書かれていることと、それが事実であることは別に扱う」と同じ構え

勝手に埋めない。直したときは、直したと書く

小野原 彩香
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⑥ コーディングの誤差

コーディング=自由回答や職業などを、あらかじめ決めたカテゴリに分類して符号を与える作業

「バイトでコンビニの店番をしています」は
「販売従事者」か「サービス職業従事者」か?

同じ回答でも、分類する人によって別のカテゴリに入ることがある

対処

  • 分類の基準(コーディングルール)を文書にする
  • 同じ回答を2人が別々に分類して、一致率を確かめる(→ 第13回の信頼性)
  • 迷った事例を記録し、ルールを更新する
小野原 彩香
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⑦ 集計・公表の段階 ―― 誰が調査したか

  • 業界団体が自社製品に有利な設問・集計を選ぶ
  • 不都合な項目を公表しない
  • 同じデータから、都合のよい切り口だけを出す

第5回「2次データを使う前に確認する4点」の ③調査主体 がこれ

数字が正しくても、何を聞かなかったか・何を出さなかったかは数字に現れない

小野原 彩香
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全部を消すことはできない。だから「書く」

非標本誤差をゼロにする方法はない。できるのは2つだけ

  1. 工程ごとに、入りやすい誤差に手を打つ
    (プリテスト、コーディングルール、調査員の訓練)
  2. 残った限界を報告に書く
    (回収率、無回答の扱い、コーディングの判断、聞かなかったこと)

第3回の課題で「改善しても残る限界」を書かせたのと同じ

限界を書いた調査のほうが信頼できる

小野原 彩香
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9. プリテスト(予備調査)の重要性

プリテスト(pilot study):本調査の前に小規模で試験的に実施する調査

目的

  • 質問文の意味が正確に伝わるかを確認する
  • 回答にかかる時間を計測する
  • 誤字・選択肢の漏れを発見する
  • 回収率を予測する

方法

  • 対象者と同様のプロフィールを持つ人に試験的に回答してもらう
  • 回答後にインタビューし、質問の解釈を確認する(cognitive interview)
  • 最低でも10〜20名に実施することが推奨される

「プリテストをしない調査は、翻訳を確認しない翻訳と同じだ」(Fowler, 2014)

小野原 彩香
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10. 実際の調査票を読む:内閣府消費者意識調査

「消費者意識に関する基本調査」(内閣府消費者庁)

調査の概要

  • 目的:消費者の意識・行動・満足度を把握
  • 対象:全国18歳以上の男女(無作為抽出)
  • 方法:郵送調査
  • 主な質問:消費生活全般の満足度、消費者問題の認知、デジタル消費行動

読み方のポイント

  1. 調査の目的と主体は何か?(誰のための調査か)
  2. 対象者と抽出方法は適切か?
  3. 質問文は中立的か?
  4. 回答の選択肢は網羅的かつ排他的か(MECE)?
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ディスカッション演習:質問文の評価

以下の質問文について、問題点を指摘し、改善案を提示してください(グループ討議 10分)。

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問1.
「最近、環境問題への関心が高まっているなか、あなたはゴミの分別をきちんと行っていますか?」

問2.
「あなたはどのくらいの頻度で運動をしますか?また、食事制限はしていますか?」

問3.
「この授業はわかりやすくなかったとは言えないと思いますか?」

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それぞれ何が問題で、どう書き直せば良いかをグループでまとめてください。

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本日のまとめ

  • アンケート調査は標準化・大規模・定量化が強みであり、分布や関連の把握に向いている
  • 実施方法(郵送・留置・面接・電話・Web)はそれぞれコスト・回収率・バイアスのトレードオフがある
  • 質問は閉じた質問と開いた質問を目的に応じて使い分ける
  • 尺度の種類(名義・順序・間隔・比率)によって使える分析が変わる
  • リッカート尺度は態度測定に広く使われる。設計には対称性・段階数に注意
  • ダブルバーレル・誘導質問・二重否定・曖昧な用語は避ける
  • 標本誤差は計算できて標本を増やせば小さくなるが、非標本誤差は計算できず、標本を増やしても小さくならない
  • 報道の「誤差 ±3%」は標本誤差だけ
  • 非標本誤差は ①計画 ②対象の選び方 ③調査票 ④実査 ⑤記入・回収 ⑥コーディング ⑦集計・公表 の各工程で入る
  • 矛盾して見える回答を勝手に直さない。確認し、できなければ不明として扱い、扱いを報告に書く
  • プリテストは必ず実施して質問文の妥当性を確認する
  • 非標本誤差はゼロにできない。工程ごとに手を打ち、残った限界を報告に書く
小野原 彩香
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本日の課題

課題:アンケート調査票の設計

あなたが関心を持つ社会的テーマを一つ選び、そのテーマについてアンケート調査票の骨格を設計してください。以下の要件を満たすこと。

  1. 調査の目的(2〜3行):何を明らかにしたいか
  2. 対象者と実施方法:どのような人々を対象に、どの方法で実施するか
  3. 質問項目(5問):フェイスシート(属性)1〜2問と本質問3〜4問を含めること。閉じた質問を少なくとも2問、リッカート尺度を少なくとも1問使用すること
  4. 自己評価(2〜3行):自分の質問文の課題・改善余地。
    非標本誤差の発生源(①計画〜⑦公表)のうち、自分の設計でいちばん心配なのはどれかを挙げ、理由を書く

3を書く前に:「この5問の結果が出たら、自分は何を言えるのか」を1文で書いてみること。
書けなければ、聞くべき項目が足りていません(=①計画の不備)。

提出字数:300〜500字程度(質問文の記述を含む)
提出期限:次回授業開始前

小野原 彩香
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次回予告:第12回

インタビュー調査の方法と調査例

  • インタビューの種類(構造化・半構造化・非構造化)
  • インタビューガイドの作成
  • ラポール形成と傾聴技術
  • 逐語録の作成と倫理的配慮
  • 模擬インタビューのロールプレイ

事前準備:自分が調査したいと思うテーマについて、誰にインタビューしたいかを考えてきてください。

小野原 彩香