公正なコイン(p=0.5)を10回 → 表7回以上:
5〜6回に1回は起きる。イカサマと断じるには弱い
ちょうど7回は 0.117。見ているのは「表が多い側」だけ
(裏が多い側も足す=両側なら 34.4%)
「珍しさ」を確率で測る → 第8〜9回 検定・p値へ
成功確率
Colab:1万セットの実験が理論にぴったり一致(平均5・分散2.5)
前提:
固定/結果は2値/ が毎回同じ/各試行が独立
独立だからかけ算でき、が一定だからどの回も同じ式で書ける
| 式 | 独立は要るか | |
|---|---|---|
| 期待値 | 要らない(期待値は和について常に線形) | |
| 分散 | 独立なら共分散が0 → |
後で「平均は同じなのに分散だけが約5.4倍」を見るが、偶然ではない
→ 共分散は期待値の式に出てこない。分散の式にだけ出てくる
(独立は、共分散を0にするための十分条件)
一定の時間・空間の範囲で起こる 件数 のモデル
(1日の迷惑電話、1ページの誤植、来客数…)
置いている条件
① 発生率が一定 ② 重ならない区間の件数が独立
③ ごく短い区間に複数件がまとまって起こらない
団体客がまとめて来るなら③、昼と深夜でペースが違うなら①が崩れる
例の名前ではなく、条件が置けるかで判断する
| 二項 | ポアソン | |
|---|---|---|
| 場面 | 件数だけ分かる | |
| パラメータ | ||
| 前提 | 発生率一定・区間ごとに独立・集中発生なし |
| 確率の差の最大 | ||
|---|---|---|
| 10 | 0.5 | 0.0706 |
| 50 | 0.1 | 0.0095 |
| 500 | 0.01 | 0.0009 |
| 5000 | 0.001 | 0.0001 |
「差が0.001未満」≠「小数第3位まで同じ」
の確率:二項 0.17635 / ポアソン 0.17547
10人クイズ。1人目はコイン。2人目以降は 8割で直前の人と同じ、
残り2割は自分でコイン(→ 直前と一致する確率は
どの人も正解する確率は
| 平均 | 分散 | 全員一致 | |
|---|---|---|---|
| 独立に判断 | 5.0 | 2.5 | 0.2% |
| 8割で真似る | 5.0 | 13.5 | 38% |
平均が動かないのは、各人の正解確率が0.5に保たれているから
分散が膨らむのは、答えの間に正の相関(共分散)が生まれたから
5組に分け、各組の2人目は必ず1人目と 逆 の答えを出すとすると
独立ではないのに、独立なとき(2.5)より小さい
独立が崩れる → 二項分布の前提が壊れる
→ 各人の正解確率は同じでも、正解者数は二項分布で予測できない
今日のモデルでは、全員不正解が増えるのと同じだけ全員正解も増える
→ 「集団が間違えやすくなった」とまでは、まだ言えない
示せたのは 結果が極端に振れやすくなる こと
この依存が、情報の集約や多数決の信頼性にどう関わるか
→ 第12回 情報カスケード/第13回 コンドルセの陪審定理