統計学Ⅱ 2026 第7回

第7回 区間推定の理論

信頼区間はどう作られ、独立が崩れるとどう嘘になるか

統計学Ⅱ 2026後期 北星学園大学
小野原 彩香

統計学Ⅱ 2026 第7回

今日のゴール

  1. 信頼区間の作り方:
  2. 「95%」=カバレッジ(手続きの当たり率)
  3. 幅を決める3要素:SE・信頼度・
  4. 独立が崩れると95%が95%を守れない
統計学Ⅱ 2026 第7回

信頼区間の作り方

点推定 だけでは「確かさ」が分からない → 区間で

  • … 第6回の 標準誤差
  • … 母分散が未知なので t分布(n小で広がる)
統計学Ⅱ 2026 第7回

「95%」の本当の意味=カバレッジ

❌ 真の値が95%の確率でこの区間に入る
✅ 手続きを繰り返すと、約95%の区間が真値を含む


Colab:100本の区間 → 約95本が真値を含み、約5本が外す

幅を決めるのは SE・信頼度・
を増やすと狭まる ―― ただし独立なら

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独立が崩れると「95%」が嘘になる

相関する(空気を読む)→ 本当のばらつきは より大
なのに区間は で作る → 狭すぎる区間

標本 「95%区間」の実カバレッジ
独立 ρ=0 約 95%
相関 ρ=0.3 約 42%(半分以下!)
統計学Ⅱ 2026 第7回

狭い区間に飛びつかない

名前は「95%」でも、中身はまるで違う


狭い区間・小さいp値は、精密さの証ではなく、
独立性の崩壊を見落とした結果かもしれない

これを疑えることが、統計的誤用を見抜く力

統計学Ⅱ 2026 第7回

今日の課題

信頼区間の計算・解釈(自動採点)

+「独立でない標本で区間推定はなぜ危険か」(記述)

次回:検定の多重性問題

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