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この資料について

本資料は,この授業のティーチング・アシスタントである 齋藤 悠輔 さん(北海道大学大学院 文学院 行動科学研究室) が作成したものです。 Windows・Mac の両方で実際に検証したうえで書かれています。

第2回の講義資料の補足として配布します。


作業は Step 0 → Step 3 の順に進めます。全部で30分ほどです。 途中でわからなくなったら,その画面のスクリーンショットを撮っておいてください。相談がとても早く済みます。


Step 0:自分のPCの種類をメモする

ダウンロードするファイルがPCによって違います。 ここを間違えると「インストールしたのに起動しない」となるので,最初に必ず確認してください。

Windowsの人

  1. 画面左下のスタートボタンを右クリック → システム
  2. Windowsのエディション(Windows 11 か Windows 10 か)をメモする

Macの人

  1. 画面左上の りんごマーク をクリック → このMacについて
  2. 次の2つをメモする
    • チップ(Apple M1 Apple M4 などなら Appleシリコン,Intel Core i5 などなら Intel)
    • macOSのバージョン(macOS 27 Golden Gate macOS 26 Tahoe のような表記)

なぜ確認するのか:Mac用のRは,AppleシリコンのMac用とIntelのMac用で別々のファイルが配布されています。 2020年後半以降に買ったMacはほぼAppleシリコンですが,思い込みで進めず必ず画面で確認してください。

メモした内容がこれに当てはまる人は,先に相談してください

  • Windows 10 の人
  • macOSが 13 以前(macOS 13 Ventura macOS 12 Monterey など)の人

最新のRStudioはこれらに対応していません(2026年9月時点の最新版 RStudio 2026.09.0 の対象は Windows 11 / macOS 14以上 です)。インストールできないわけではありませんが,少し古いバージョンを選ぶ必要があるので,メモを持って声をかけてください。この資料の末尾にある Posit Cloud(ブラウザでRStudioを使う方法)でも授業は問題なく受けられます。

上記に当てはまらない人は,そのままStep 1へ進んでください。


Step 1:Rのインストール

Windowsの場合

  1. CRAN(Rの公式配布サイト)にアクセス
    • URL: https://cran.r-project.org/
  2. ページ上部の 「Download R for Windows」 をクリック
  3. 次の画面で 「base」 をクリック
    • 他にもリンクがありますが,使うのは base だけです
  4. 大きく表示されている 「Download R-4.x.x for Windows」 をクリック
    • R-4.6.1-win.exe のようなファイルがダウンロードされます(バージョン番号は時期によって変わります。最新版で構いません)
  5. ダウンロードフォルダの .exe ファイルをダブルクリック
  6. 「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」→ 「はい」
  7. 言語の選択が出ます
    • English を選ぶと,エラーメッセージが英語になります。英語のまま検索するとほぼ確実に解決策が見つかるので,English を推奨します
    • 日本語を選んでも授業には支障ありません
  8. 以降はすべて「次へ(Next)」を押すだけです。インストール先フォルダやコンポーネントの選択画面が出ますが,何も変更しないでください
  9. 「完了(Finish)」が出たら終了です

Macの場合

  1. CRAN(Rの公式配布サイト)にアクセス
    • URL: https://cran.r-project.org/
  2. ページ上部の 「Download R for macOS」 をクリック
  3. Step 0で確認したチップに合うファイルをクリックします
    • Appleシリコン(M1〜)の人 → R-4.x.x-arm64.pkg
    • Intel の人 → R-4.x.x-x86_64.pkg
    • ファイル名の近くに「requires macOS …」と書かれていて,その数字がStep 0でメモしたバージョンより新しい場合は,それは入りません。Step 0のメモを持って相談してください
  4. ダウンロードした .pkg ファイルをダブルクリック
  5. 「続ける」→「続ける」→「同意する」→「インストール」と進みます
  6. Macのログインパスワードを求められるので入力します
    • 入力しても画面に文字は表示されませんが,正常です
  7. 「インストールが完了しました」と出たら「閉じる」
    • インストーラをゴミ箱に入れるか聞かれたら,入れて構いません

Step 2:RStudioのインストール

必ずStep 1を終えてから進めてください。RStudioは「Rを動かすための道具」であって,RStudio自体にRは入っていません。

  1. Posit(旧RStudio社)の配布ページにアクセス
    • URL: https://posit.co/download/rstudio-desktop/
    • アクセスすると docs.posit.co のページに自動的に移動します。それで正しいので,そのまま進めてください
  2. ページを下にスクロールし,「Direct Downloads (Open Source)」 と書かれた表を探します
  3. 自分のOSの行から RStudio Desktop(無料版) をダウンロードします
    • Windowsの人 → RStudio-2026.xx.x-xxx.exe
    • Macの人 → RStudio-2026.xx.x-xxx.dmg
    • RStudioにはAppleシリコン/Intelの区別はありません。 区別が必要なのはStep 1のR本体だけです
    • 有料版やProと書かれたものを選ぶ必要はありません

Windowsの場合

  1. ダウンロードした RStudio-....exe をダブルクリック
  2. 「次へ」→「インストール」→「完了」と進みます(設定の変更は不要です)

Macの場合

  1. ダウンロードした RStudio-....dmg をダブルクリックすると,ウィンドウが開きます
  2. ウィンドウの中のRStudioアイコンを,隣の「Applications」フォルダのアイコンにドラッグ&ドロップします
    • この操作が「インストール」です。 ここを飛ばして,開いたウィンドウの中のRStudioを直接起動してしまう人が毎年います
  3. コピーが終わったら,デスクトップまたはFinderの左側に出ている白いディスクのアイコンを右クリック →「取り出す」
  4. Finderの「アプリケーション」フォルダからRStudioを起動します
    • command + スペース で検索窓を出し,RStudio と入力して起動しても構いません
    • 初回だけ「インターネットからダウンロードされたアプリケーションです」と確認が出ます →「開く」

重要:RとRStudioは別々のソフトです。 必ずRを先にインストールしてからRStudioをインストールしてください。

インストール後,普段起動するのは RStudioだけ です。R本体(R.app や Rgui)のアイコンは使いません。


Step 3:正しく入ったかを確認する

「インストールできたつもり」で当日を迎えるのが一番困ります。次の確認まで済ませて初めて完了です。

  1. RStudio を起動します
  2. 画面の 左側(または左下)の「Console」 と書かれたパネルをクリックします
  3. > という記号の右に,次を1行ずつ入力して Enter を押します
R.version.string
1 + 1
  1. 次のように表示されれば成功です(バージョン番号は違っていて構いません)
[1] "R version 4.6.1 (2026-06-24)"
[1] 2

うまくいかない場合の典型例

  • RStudioを起動したのに,Rが見つからない・インストールされていないという趣旨のメッセージが出る → Rが入っていません。Step 1をやり直してください
  • RStudioが起動してすぐ落ちる/そもそも起動しない → OSのバージョンが対応していない可能性があります。Step 0でメモした内容を持って相談してください

よくあるトラブルと対処法

症状 原因 対処
Macで「開発元を検証できないため開けません」と出る macOSのセキュリティ機能 システム設定 →「プライバシーとセキュリティ」→ 下の方にある 「このまま開く」
Windowsでパッケージのインストールに失敗し続ける PCのユーザー名が日本語(C:\Users\山田太郎 など)になっている よくある原因です。自力での解決は難しいので相談してください
ファイルを保存しようとするとエラーになる 作業フォルダが OneDrive / iCloud の同期対象になっている 同期対象外の場所(例:C:\Users\(ユーザー名)\R)に作業フォルダを作る
「管理者権限がありません」と出る 大学の貸出PCや,家族共用PCの制限 管理者パスワードがわかる人に依頼するか,下記の Posit Cloud を使う
ダウンロードが異常に遅い・途中で止まる 回線の混雑 時間帯を変える。学内Wi-Fiより自宅回線の方が安定することが多い
スクリプトの日本語が文字化けする 文字コードの不一致 RStudioの File → Save with Encoding → UTF-8 を選ぶ

どれにも当てはまらない場合:エラーメッセージをそのままコピーして検索してみてください。それでも解決しなければ,次の3点を添えて相談してください。

  1. OSの種類とバージョン(Step 0でメモしたもの)
  2. どのStepのどの操作でつまずいたか
  3. エラーメッセージ全文のスクリーンショット

どうしてもインストールできないとき:Posit Cloud

PCの機種や設定の都合で,どうしてもインストールできないことがあります。 そのときは Posit Cloud を使ってください。ブラウザの中でRStudioがそのまま動きます。 画面の見た目も操作も,この資料で説明するRStudio Desktopとほぼ同じです。

  1. https://posit.cloud/ にアクセス
  2. 無料プラン(Cloud Free)でアカウントを作成
  3. New Project → New RStudio Project

注意:無料プランには1か月あたりの利用時間の上限があります。 しかも,実際に画面を見ていた時間よりも早く減っていきます(使うメモリの量に応じて加算されるため)。 使い終わったらプロジェクトを閉じる習慣をつけてください。

あくまで「インストールできるまでの避難先」です。 この授業の到達目標の1つは「自力で分析環境を構築できる」ことなので, 落ち着いたら改めて自分のPCへのインストールに挑戦しましょう。個別に相談に応じます。


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