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行動計量学 ―― 行動科学分析法入門

北海道大学 文学部 専門科目 / 担当:小野原 彩香(非常勤講師)

令和8年度 第2学期 金曜1講(8:45〜10:15)・W201教室


この授業について

行動科学におけるデータ分析の基本的な考え方を理解し、統計解析環境 R(RStudio) を使って、実際にデータを読み込み、整理し、基礎的な分析を実行できるようになることを目標とします。

プログラミングを初めて学ぶ人を想定しています。RとRStudioの導入は第1回のあとに各自で進めてもらいますが、インストール手順書を用意していますし、うまくいかなくても第2回で一緒に解決します。

到達目標

  1. R(RStudio)の基本操作を習得し、自力で分析環境を構築できる
  2. データの整形・加工・可視化を、適切な手法を用いて実行できる
  3. 基礎的な推測統計(t検定・分散分析・カイ二乗検定など)をRで実行し、出力を適切に解釈できる

成績評価

項目 配分
習熟度確認テスト(第7回・第12回・第15回の計3回) 90%
授業への参加姿勢(演習への取り組み状況等) 10%

習熟度確認テストは、RStudioを用いて実際にデータを分析する形式で行います。

出欠の扱い

出欠状況を単に点数化して評価に用いることはしません。 参加姿勢の10点は、 授業内の演習に実際に取り組んでいたかで判定します。欠席した回は分母から除くので、 欠席そのものが減点になることはありません。

教科書

柳川浩三(2023)『Rによる教育・言語・心理系のためのデータサイエンス入門』オーム社. ISBN 978-4-274-23102-5

講義指定図書

松村優哉・湯谷啓明・紀ノ定保礼・前田和寛(2021) 『RユーザのためのRStudio[実践]入門 ―― tidyverseによるモダンな分析フローの世界』改訂2版、技術評論社. ISBN 978-4-297-12170-9

必須ではありません。 RStudioやモダンな分析フローを、授業より先に進んで 学びたい人向けの本です。授業は教科書と配布資料だけで進みます。


各回の資料

各回、HTML版(ブラウザで読む)とRmd版(RStudioで開いて自分で実行する)を用意しています。

回 日付 内容 資料 考え方
1 10/2 ガイダンス:行動計量学とは何か/Rとデータ分析の位置づけ HTML ・ Rmd —
2 10/9 R・RStudioの導入:インストールと基本操作 HTML ・ Rmd
→ インストール手順
演習の模範解答
—
3 10/16 データの可視化(1):ggplot2によるグラフ作成の基礎 HTML ・ Rmd
演習の模範解答
グラフで見る
— 10/23 休講(担当教員の研究出張のため。第4回以降を1週ずつ繰り下げます) — —
4 10/30 データの可視化(2):グラフのカスタマイズと保存 HTML ・ Rmd
演習の模範解答
グラフで見る
5 11/6 データの加工(1):dplyrによるデータ整形 HTML ・ Rmd —
6 11/13 データの加工(2):データの集計と要約統計量の算出 HTML ・ Rmd —
7 11/20 習熟度確認と復習(1):可視化・整形までの操作確認 HTML ・ Rmd —
8 11/27 データを分析する(1):相関分析と散布図 HTML ・ Rmd 相関と因果
9 12/4 データを分析する(2):カテゴリデータの分析(カイ二乗検定) HTML ・ Rmd 仮説検定とp値
10 12/11 データを分析する(3):2群の平均値の比較(t検定) HTML ・ Rmd 仮説検定とp値
11 12/18 データを分析する(4):対応のあるt検定とデータ構造 HTML ・ Rmd 仮説検定とp値
12 12/25 習熟度確認と復習(2):基礎的推測統計の実行 HTML ・ Rmd —
13 1/8 分散分析(1):一元配置分散分析の考え方 HTML ・ Rmd 仮説検定とp値
14 1/22 分散分析(2):多重比較と分析結果のまとめ方 HTML ・ Rmd 仮説検定とp値
15 1/29 まとめと習熟度確認(3):これまでの学習内容の統合 HTML ・ Rmd —

休講日

  • 10月23日(金) … 担当教員の研究出張のため休講。第4回以降を1週ずつ繰り下げます
  • 1月1日(金) … 元日
  • 1月15日(金) … 大学入学共通テストの準備・実施

第12回(12/25)と第13回(1/8)の間が2週間空きます。

考え方の列について

「考え方」の列は、統計の考え方ガイドの対応するページです。R の操作ではなく、その回の統計の考え方を、霊長類のデータを動かしながら確かめられます。

最終回について

10月23日の休講に伴い、当初は補講の予備日としていた1月29日が最終回(第15回・習熟度確認3)になりました。


資料の使い方

HTML版は、コードとその実行結果・グラフがすべて埋め込まれています。授業を欠席した回も、これを読めば何をやったか追えます。

Rmd版は、RStudioで開いて Knit ボタンを押すか、コードチャンクを1つずつ実行できます。自分で手を動かすときはこちらを使ってください。

使うデータは iris(アヤメの測定データ)・mtcars(自動車のデータ)・PlantGrowth(植物の成長データ)など、Rに最初から入っているものが中心です。ダウンロードは要りません。


問い合わせ

授業の内容についての質問は、授業中またはその前後に直接受け付けます。

履修・成績など事務手続きに関することは、北海道大学文学部の教務担当にお問い合わせください。