このガイドについて

統計学を学んだことがない人が、1ページずつ読めば考え方の筋道をたどれるように作りました。どのページも、同じ霊長類のデータだけを使います。

376霊長類の種数。1種を1行とするデータ
20変数。体重、群れの大きさ、寿命、行動圏の広さ、分布域の気温など
8考え方。各ページに、データを動かして確かめる体験があります

データは PanTHERIA(Jones et al. 2009, Ecology 90: 2648)の霊長類の部分で、授業「統計学Ⅰ・Ⅱ」でも使っています。変数ごとに記録のない種があるので、ページによって使う種数が違います。

  1. データを見る
  2. 01データを要約する

    平均は「ふつうの種」を表しているか

    平均・中央値・ばらつき。ゆがんだデータを、どの数字で要約するか。

  3. 02グラフで見る

    軸ひとつで、データは別の姿になる

    ヒストグラム・散布図・対数軸。桁の違うデータの見方。

  4. 03相関と因果

    長生きの種ほど、広く動き回るのか

    相関係数と、関係の裏にいる第三の変数。

  5. 一部から全体を推し量る
  6. 04標本から全体を知る

    ひと匙で、鍋の味がわかる理由

    標本と中心極限定理。数の多さは偏りを直さない。

  7. 05推定と信頼区間

    「95%」は、何が95%なのか

    一部から、幅をもって全体を言い当てる。

  8. 06仮説検定とp値

    差があるのに「有意ではない」とき

    偶然でも起こりうるかを測る。p値と差の大きさ。

  9. 関係を確率と式で表す
  10. 07確率とベイズ

    大型の種は大きな群れを作るのか、その逆か

    条件付き確率の向きと、ベイズの定理。

  11. 08回帰とモデル

    体重が10倍になると、行動圏は何倍になるか

    回帰直線、傾きの読み方、残差。

授業とのつながり

各ページの終わりに、同じ考え方を扱う授業の回へのリンクがあります。どの授業のどの回で何を扱うかは、科目の重なり一覧にまとめています。