第14回授業資料(振り返り・統合)¶
1. 今日の目的¶
- 授業全体(第1〜13回)を振り返る
- AIと対話しながら、自分の学びを言葉にする
- できるようになったこと・次に学びたいことを整理する
2. 今日の位置づけ¶
第14回は成績には入りません。点数のためでなく、自分のための振り返りの回です。
3. この授業でやってきたこと¶
そして全体を通じて——「AIに先に聞く」「AIの答えを確かめる」「AIを推敲の相手にする」を練習してきました。
4. 今日のまとめ方:AIと5つのステップで振り返る¶
ただ「感想を書く」のではなく、AIを"聞き役・壁打ち相手"にして、順番に振り返ります。 下の5つの文の〇〇を自分で埋めて、AIに1つずつ入力していきましょう。
ステップ1:難しかったことを言葉にする¶
→ まず「どこでつまずいたか」を自分ではっきりさせる。ステップ2:分からないところを深掘りする¶
→ AIに、自分のレベルに合わせて説明し直してもらう。ステップ3:社会や将来とつなげる¶
→ 学んだことを、教室の外の話に結びつける。ステップ4:驚き・発見を振り返る¶
→ 「へぇ!」と思った瞬間を、なぜ驚いたのかまで言葉にする。ステップ5:次に学びたいことを決める¶
→ 学びを総括して、次の目標を立てる。5. 【この授業の核心】必ず1つは「裏取り」する¶
AIの答えは、便利ですが平気で間違えます。だから今日の振り返りでも、 AIが言ったことのうち少なくとも1つを、授業資料や教科書で確かめてください。
「確かめたら合っていた/違っていた」——どちらも立派な結果です。確かめられる人が、本当にAIを使いこなす人です。
6. 今日の作業¶
- ステップ1〜5の文の〇〇を自分で埋める
- 1つずつAIに入力し、返ってきた説明を読む
- 各ステップで「自分が気づいたこと」をメモする
- AIの答えを1つ、資料・教科書で裏取りする
- 下の様式にまとめて提出する
7. 課題(振り返り報告・成績には入りません)¶
提出物¶
以下を、5つのステップに沿ってまとめる(様式は自由。箇条書き可):
- 各ステップ:自分が書いた文(〇〇を埋めたもの)+AIの答えから気づいたこと
- 裏取り:AIの答えを1つ確かめた結果(何を・どこで確かめ・合っていたか)
- まとめ:この授業でいちばん自分が変わったと思うこと(数行)
ファイル名¶
提出方法・期限¶
- Moodle提出(WordまたはLMS入力)
- 授業内で作成・提出
8. 今日のまとめ¶
この授業は「AIに聞いて、確かめて、使いこなす」練習でした。 今日は最後に、AIを相手に、自分の学び全体を振り返る——その総仕上げです。
TA用補足¶
今日のTAの役割¶
内容の添削はしない。「AIに何て入力した?」と、ステップの言葉を自分で埋められるよう助ける。
学生:「振り返り、何を書けばいいか分かりません」
TA :「ステップ1から。この授業で難しかったこと、1つ思い出せる?」
学生:「散布図……」
TA :「それをそのまま『難しかったのは散布図です』とAIに入れてみて」
優先対応¶
- 〇〇が埋められない → 「一番大変だった回はどれ?」から具体化
- AIの答えをそのまま写している → 「自分はどう思った?」を一言足させる
- 裏取りを飛ばしている → 「AIの答え、資料のどこで確かめられる?」
やらないこと¶
- 振り返りの内容を代筆する
- AIの出力を丸写しさせる
授業進行(想定)¶
- 10分:説明(授業全体の流れ・5ステップのやり方)
- 10分:デモ(教員がステップ1〜2をAIに入れて見せる)
- 50分:作業(学生が5ステップ+裏取りを実施)
- 20分:数名の「いちばん変わったこと」を共有
- 10分:まとめ・お礼
設計意図(核心)¶
- 第1〜13回:AIに聞く・確かめる・推敲に使う(道具として)
- 第14回:AIを相手に、自分の学び全体をメタに振り返る(学びを自分のものにする)
操作ができるようになったこと以上に、「分からないことを言葉にし、確かめながら学び続けられる」——その姿勢こそ、この授業が残したいものです。
おわりに¶
道具(Excel・AI)は変わっていきます。 変わらないのは、"確かめながら、自分で学び続ける力"。 それを持って卒業してください。